結婚相談所を利用して結婚した方の中には、後悔しているという方もいます。
しかし、結婚相談所に問題があったわけではなく、利用者自身が曖昧な活動をしていたことに原因があることが多いです。
どのような活動が結婚相談所利用での結婚を後悔させてしまうのか、詳しくまとめてみました。
「結婚相談所利用での結婚は後悔するのではないか?」と不安な方は、ぜひチェックしてみてください。
結婚相談所利用中に曖昧な活動をしていると結婚後後悔する
結婚相談所利用の結婚は、お互いが結婚に真剣だからこそ、きちんと2人の関係性を固め、お互いの生活、経済状況、価値観などを確認することが大切です。
曖昧にしてはいけないポイントは、大きく3つあります。
・お金の問題
・親族関係の問題
・子供の問題
「こんなはずじゃなかった」と後悔することがないように、それぞれチェックしていきましょう。
お金の問題
金銭感覚のズレは、一緒に生活をしていくうえで大きなストレスとなります。
・食品や家具など生活必需品にはまったくこだわりがないのに、趣味や遊びにはお金を惜しまない
・結婚式や旅行代金は安さにこだわるのに、家具や家電はハイスペックなものを欲しがる
・見栄えの良さを重視して、ブランドものばかり買いたがる
・お菓子などの嗜好品を「無駄なもの」と切り捨てる
お金の使い方が合わないと、望み通りの買い物や夫婦生活、旅行などが行えなくなってしまいますね。しかも、結婚すると2人のお金を一つの口座やお財布にまとめる夫婦も多いと思います。そうすると余計に、相手の金銭感覚が目につくというもの。
お互いが気持ちよくお金を使えるためにも、お金の使い方にこだわりがある方は自分から前もって話しておきましょう。こだわりが特になくても、相手の金銭感覚を知るために話題にあげてみてくださいね。
また、相手の趣味を「無駄なもの」と切り捨てるのは、夫婦以前の問題で相手の気持ちを蔑ろにしているのでやめましょう。誰でも「好きなもの・こと」はあります。それを尊重する気持ちを忘れずに話し合うことは、良好な結婚生活を送っていくためにもとても大切ですよ。
親族関係の問題
お相手が親などに頼り切っていないか、言いなりになっていないかを確認しておきましょう。
例えば、お相手がマザコンだった場合、夫婦間で何かあればすぐに母親に言いつけ、夫婦間の問題に相手の母親が口を出してくる、ということにもなりかねません。それがとてもストレスに感じることは、想像もしやすいと思います。
息子と母親の関係だけでなく、娘と母親の関係にも注意が必要です。母親が自分の結婚や出産の後悔などを娘にさせないために、または、自分の理想の人生を投影させるために、逐一口を出してくる可能性もあります。
娘がそれに言いなりの場合、夫婦生活、結婚生活において「夫婦の意思」を優先することが難しくなってしまうでしょう。
「仲の良い親子・親族」までならいいのですが、「依存状態」になっていては結婚生活が大変です。後悔しないために、「一人の人間として自立しているか」を見極めてください。結婚前に一度お相手のご両親、ご親族と会っておくことをおすすめします。
子供の問題
結婚するなら、子供のこともきちんと話し合っておくべきでしょう。
「デート中、子供を見て笑っていたから、きっと結婚したら子供を欲しがってくれるだろう」
「学校の先生だから、きっと子供好きだろう」
という明確な根拠のない希望的観測を抱いたまま結婚すると、「実は子供嫌いだった」、「仕事で子供を見ているから家庭では子育てしたくない」という現実に、結婚後陥るかもしれません。
結婚後後悔しないために、子供が欲しいか、欲しくないかだけでなく、何人欲しいか、何歳までに欲しいか、など具体的なことまで話し合っておきましょう。また、妊活についても、「積極的に子供が欲しい」、「不妊治療も視野に入れている」など、考えを話して意識のすり合わせをしておくことをおすすめします。
子供の問題は、もちろんですが夫婦の問題です。曖昧な態度ではぐらかすと、将来相手を傷付けることにも、後悔したりさせたりすることにも繋がります。自分の本心を、真剣に話すようにしてください。
男性は、妊娠、出産だけでなく不妊治療も含め、女性側への負担が圧倒的に大きいことにも配慮しながら、話をしてみてくださいね。
後悔先に立たず|日本の離婚率
結婚相談所を利用した結婚に後悔したという方もいますが、統計的には日本の離婚率より結婚相談所利用の離婚率のほうが低いです。
・日本の離婚率(全国平均)…約35%
・結婚相談所利用の離婚率…10%前後
※日本の離婚率は厚生労働省が発表している「人口動態統計」から「婚姻件数÷離婚件数」で求めています。
※結婚相談所利用の離婚率は正式発表されたものではありませんが、一般的に「結婚相談所利用で結婚した場合の離婚率は低い」とされています。
日本の離婚率で、令和元年度の離婚理由の一番は「性格が合わない」でした(※司法統計(参考元:https://www.courts.go.jp/app/files/toukei/287/011287.pdf )より)。
「3組に1組が離婚している」と近年の日本は言われていますが、数値や離婚理由を見ても、やはり「価値観のすり合わせ」は大事であることが分かりますね。
結婚相談所での成婚後に公開しないための婚活方法
お金の問題や親族、子供の問題など、大きなポイントは3つですが、他にも生活のこと、キャリアのことなど、すれ違いを防ぐために話し合っておくべきことはたくさんあります。
結婚相談所利用での成婚後に後悔しないために、おすすめの婚活方法をまとめましたのでぜひご覧ください。
学歴や職業などで判断しない
お相手のプロフィールを見て、「大卒だからしっかりしてる」、「弁護士だからマメな人」と勝手に判断するのは危険です。大卒でも自立していない人はいますし、弁護士でもルーズな人もいます。
学歴や職業で人柄が決まるわけではないので、一人の人間だと思って先入観なくお相手とお話ししましょう。
また、高収入だから「幸せな結婚生活」を送れるわけではありません。夫婦というものは自分と相手しかいません。それなのに、その相手が仕事で忙しく、ろくに家に帰ってこない、となっては寂しいですよね。何が幸せな結婚生活なのかを考えて活動していきましょう。
価値観や譲れないポイントを話し合う
「相手に嫌われたくないから」、「衝突は避けたいから」と思って、価値観や譲れないポイントをしっかりと話し合えていないと、結婚後に後悔することになりかねません。
お金のこと、子供のこと、仕事は続けるのか、これだけは譲れない等、結婚生活を送るにあたり話しておくべきことはたくさんあります。
嫌われたら、不機嫌になられたら……と不安になる気持ちは分かりますが、真剣な話もできない、話したら不機嫌になる相手なら、そもそも結婚相手に向かないかもしれませんよ。
その点も見極められるので、細かいことまで曖昧にせず、きちんと話し合っておきましょう。
体験型のデートを積極的にする
結婚相談所利用中のデートでは、カフェでランチなどご飯を食べるだけでなく、体験型のデートもするようにしましょう。その中で、相手の価値観、対応などを理解しておくこともとても大切です。
例えば、アミューズメントパークに行ったり、登山やキャンプ、動物園など、身体を動かすもの、お互いの気遣いや協力が不可欠なものなどをデート内容に入れてみましょう。
「疲れているのに休憩してくれない」、「キャンプの準備の手際がよくて頼りになる」など、お相手の気になる面、良い面が新たに見られるかもしれませんよ。
「不測の事態が起きたときにどう対応するか」を知るきっかけになるかもしれませんので、後悔しない結婚生活を送るためにも、ぜひ積極的に体験型デートを行なってください。
後悔しないように真正面から相手に向き合おう
結婚相談所利用中に、相手に根掘り葉掘り価値観や将来のことを聞くのは不安があると思います。
しかし、話し合いを曖昧なままにしておくとお金のこと、親族のこと、子供のことなどの価値観が合わず、結婚後に後悔する可能性が高くなってしまうでしょう。
結婚を後悔しないために、相手と真正面から向き合い、価値観や考えを話し合うことが大切です。真剣に取り合ってくれない相手は、結婚相手の候補から外すことも考えてください。
体験型のデートを重ねたり、事前にお相手の親族に会うなどして、お相手の考えやお互いの価値観が合うかを見極めていってくださいね。
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